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Androidですべての着信を拒否する方法:発信はそのまま使う(2026年版)

NoDial編集部 / 2026-10-07

止めたいのが1件の番号ではなく、すべての着信そのものという場面があります。今夜だけ、仕事用の予備端末での勤務中だけ、あるいは子ども用のスマホで自分が許可するまでの間だけ、一切電話を鳴らしたくない――そんな場合です。Androidには、そこに至る方法が5つありますが、どれも同じ効果ではありません。あるものはネットワーク側ですべての着信を拒否しつつ、自分からの発信はそのまま使えます。あるものは着信自体は届いたまま、スマホを静かにするだけです。あるものは発信者番号を隠している着信しか捕まえません。残り2つは、着信だけでなく発信まで両方向を止めてしまいます。この記事では、それぞれが実際に何を止め、何が使えたままで、どう元に戻すのかを順番に解説します。

この記事は英語版をもとにした日本語版です。着信規制のコードなどは海外の通信会社の例を含みます。日本の通信会社(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなど)でお使いの場合は、各社の案内もあわせてご確認ください。

NoDial|発信ブロック・発信規制・国際電話制限を簡単に選んだ番号への発信をブロックGoogle Play で手に入れよう NoCall|着信拒否・迷惑電話ブロック指定した番号からの着信を、鳴る前に拒否します。Google Play で手に入れよう

手順は2026年10月時点のものです。メニュー名は機種・通信会社・Androidのバージョンによって変わります。キャリアの機能は契約している通信会社とプランによります。

1. 結論を先に

Androidで着信を止める方法は5つありますが、実際に着信を「拒否」するのはそのうち2つだけで、残りは鳴らさないだけ、あるいは方向を問わず止めてしまうものです。

ポイント

着信を本当に「鳴らさせない」ところまで止められるのは、キャリアの着信規制と機内モードの2つだけです。おやすみモードは着信を拒否するのではなく音と表示を止めるだけ、不明な番号のスイッチは発信者番号が無い着信しか捕まえず、アプリのブロックリストは登録した番号にしか効きません。

2. 方法1 — キャリアの着信規制「すべての着信」(BAIC)

着信規制(call barring)は、契約している通信会社が自社のネットワーク上で提供する機能で、GSM・LTEの通信会社が従う3GPPの規格TS 22.088で定められています。ここで使うカテゴリーはBarring of All Incoming Calls、略してBAICで、電話アプリの設定画面には通常「すべての着信」と表示されます。オンにすると、通信会社のネットワークが、自分の番号にかかってくる着信をスマホに届く前にすべて拒否します。一回も鳴りません。

電話アプリでのオンにする手順:

コードでオンにする方法: *35*パスワード# とダイヤルして発信ボタンを押します。オフにするには #35*パスワード#、オンかどうかの確認は *#35# です。海外ローミング中だけ着信を規制する版もあり、BAIC-roamと呼ばれます。オンは*351*パスワード#、オフは#351*パスワード#、確認は*#351#です。コードの全一覧と意味は発信規制のコード一覧をご覧ください。

パスワードは、同じ回線のすべての規制カテゴリーで共通して使われる4桁の発信規制のパスワードで、自分で決めるものではなく通信会社が発行します。通信会社が公表している初期値、変更方法、ロックされたときの対処は発信規制のコード一覧とパスワードにまとめています。メニュー全体の手順や、画面・コードがうまく動かないときの対処はAndroidの発信規制(Call Barring)で解説しています。

この規制が及ばないのは、自分から発信する力です。3GPPの規格では、着信規制がかかっていても、その回線の「発信する能力」はそのまま使えるとされています。つまり、自分にかかってくる着信がすべて拒否されている間も、発信や緊急通報は引き続きできます。通話が許可されず規制されたことを知らされるのは、かけてきた相手の方であり、自分ではありません。不在着信の表示も着信音も鳴らず、相手にだけその案内が流れます。

使えたままのもの

自分からの発信、緊急通報、SMS、モバイルデータ。止まるのは入ってくる着信だけで、それもネットワーク側で、スマホが鳴る前に拒否されます。

3. 方法2 — おやすみモード:止めるのではなく鳴らさない

多くの人が最初に試すのがこの方法ですが、実際に何をしているのかは正確に知っておく価値があります。おやすみモードは着信を拒否するのではなく、スマホが音や振動で知らせるかどうかを決めるだけです。Androidのヘルプページでは、おやすみモードは「端末を静かにする」機能で、「ユーザー」の設定でどの着信を通すかを決める、と説明されています。着信そのものはいつも通りスマホに届いていて、ただ鳴らず光らずに処理され、応答されなければ通常どおり留守番電話に転送されます。

オンにする方法:

Pixelでは、同じ設定の中の「People」(人)の項目で例外を作れます。どの着信を通すか(例:スター付きの連絡先だけ、あるいは誰も通さない、など)を選べるほか、「Allow repeat callers」(同じ相手から繰り返しかかってきた着信を通す)という別のスイッチもあり、最初の着信からおよそ15分以内に同じ番号から2回目の着信があれば、そちらは通すようにできます。普段は静かにしたいけれど、急ぎの用件で2回続けてかかってきたときだけは見逃したくない、という場合に便利です。

本当に必要なのが「鳴らさない」ではなく「すべて拒否する」ことなら、おやすみモードは向いていません。その場合は方法1のキャリアの着信規制を使ってください。おやすみモードの利点は、パスワードも通信会社の手続きも不要で、ワンタップでオフにできることですが、それは裏返せば、スマホを持っている人なら誰でもワンタップで解除できるということでもあります。

使えたままのもの

すべてです。着信はそのまま届き、留守番電話にもつながります。SMSやモバイルデータ、自分からの発信にも影響しません。おやすみモードが変えるのは「気づくかどうか」で、「届くかどうか」ではありません。

4. 方法3 — 不明・非通知の着信をブロックする

止めたい着信に共通しているのが「発信者番号が無い」こと――「不明」や「非通知」と表示されるものだけ――であれば、GoogleとSamsungの電話アプリのどちらにも、1件ずつのブロックとは別に、まとめて止めるスイッチがあります。

これは「発信者番号をわざと隠している相手」という狭い問題には合っていますが、着信全般を止める方法ではありません。特定の番号からの着信が続いていて、しかもその番号がきちんと表示されているなら、その番号を直接ブロックする方が確実です:Androidで電話番号をブロックする方法。

使えたままのもの

何らかの番号が表示される着信はすべて届きます。連絡先に登録されているかどうかは関係ありません。一部のクリニックや職場のように、正当な理由で番号を意図的に非通知にしている着信も、迷惑な着信と同じスイッチで一緒にブロックされてしまいます。

5. 方法4 — 機内モード、またはSIMを抜く

着信を止める最も大まかな方法は、スマホをモバイルネットワークから完全に切り離すことです。機内モードならクイック設定からワンタップで、SIMを抜けば物理的に同じことができます。どちらも着信を確実に止めますが、選んで止めているわけではありません。自分からの発信も、SMSも、モバイルデータも一緒に止まります。機内モードではWi-Fiだけ再びオンにできるので、Wi-Fi経由の通話やメッセージアプリは使えますが、モバイルネットワークを経由するものは発信・着信とも両方向が止まります。

元に戻す速さは、オンにしたときと同じです。機内モードならワンタップ、物理的に抜いた場合はSIMを戻すだけです。パスワードのような壁は何もなく、着信はすぐに元通り鳴るようになります。

使えたままのもの

Wi-Fiを再びオンにした場合のみ。自分からの発信、SMS、モバイルデータは使えません。緊急通報は機種やネットワークによって可能な場合がありますが、確実とは考えないでください。

6. 方法5 — 特定の番号だけをブロックするアプリ

ここまでの方法は、着信をすべて拒否するか、まったく止めないかのどちらかです。実際の問題がもっと短いリスト――いつもかかってくる特定の数件であって、起こりうるすべての着信ではない――という場合は、標準の設定より、着信を1件ずつ判定するアプリの方が向いています。

Androidには、選ばれた1つのアプリがすべての着信を確認し、鳴る前に通すかどうかを判断できるシステムの仕組みがあります。NoDialの姉妹アプリであるNoCall:着信拒否・迷惑電話ブロックは、この仕組みを使って、自分がリストに追加した番号からの着信を、鳴る前に拒否します。標準の電話アプリの着信拒否リストと同じ「番号ごとに止める」考え方を、アプリとして提供しているものです。

これは着信をまとめて止める方法ではなく、あくまでリストに入れた番号だけに効きます。「しばらく何も鳴らさないようにしたい」という場合は、上の2章か3章の方法を使ってください。

NoDialについて

NoDialはXTVのもう一つのアプリで、着信にはまったく関与しません。止めるのは、選んだ番号への自分からの発信だけです。この記事との関わりは1つだけあります。もし怪しい番号や迷惑な番号からの着信を受けてしまった場合――海外からの不在着信で、折り返させることが目的のワン切り詐欺(wangiri)であることも多いです――、うっかり気になって自分からかけ直してしまうのをNoDialで防ぐことができます。海外の番号についての詳しい解説はAndroidで海外からの着信をブロックする方法をご覧ください。

7. 比較表

着信規制「すべての着信」(BAIC)おやすみモード不明な番号のブロック機内モード/SIMを抜くアプリのブロックリスト(NoCall)
ルールがどこにあるか通信会社のネットワークスマホ本体電話アプリ無線(通信機能)スマホ本体
着信全般すべて拒否される静かに届く非通知の着信のみすべて拒否されるリストの番号のみ
自分からの発信使える使える使える止まる使える
SMSとモバイルデータ使える使える使える止まる使える
緊急通報できるできるできる機種・ネットワーク次第できる
コードやパスワードが必要か発信規制のパスワード不要不要不要不要
元に戻す速さパスワードがあれば即座ワンタップで即座ワンタップで即座ワンタップで即座番号ごとに即座

8. どれを選ぶか

経験則

「規制する」は、通信会社のネットワークが届く前に着信を拒否することです。「鳴らさない」は、着信自体は届くけれどスマホが静かなままということです。自分が本当に必要なのはどちらかを、方法を選ぶ前に確認してください。

9. 着信を元に戻す方法

それぞれ、設定した場所で元に戻します。

10. よくある質問(FAQ)

Androidですべての着信を拒否するにはどうすればいいですか?
電話アプリの着信規制の設定で「すべての着信」(BAIC)をオンにするか、*35*パスワード#をダイヤルします。パスワードは4桁の通信会社の発信規制パスワードです。これにより、自分からの発信・SMS・モバイルデータはそのまま使える一方、ネットワーク側ですべての着信が拒否されます。
BAICとは何ですか?
BAICは「Barring of All Incoming Calls」(すべての着信の規制)の略で、GSM・LTEの通信会社が従う3GPPの規格で定められたカテゴリーの一つです。海外ローミング中だけ着信を規制するBAIC-roamという版も別に用意されています。
おやすみモードは着信を拒否しますか、それとも鳴らさないだけですか?
鳴らさないだけです。Androidのヘルプページでも、おやすみモードは端末を静かにする機能であって着信を拒否するものではありません。着信そのものは届いていて、留守番電話にも転送されます。ネットワーク側で実際に着信を拒否したい場合は、キャリアの着信規制を使ってください。
すべての着信を規制していても、自分から発信することはできますか?
できます。着信規制の「すべての着信」は、入ってくる着信にだけ影響します。3GPPの規格では、発信する能力(緊急通報を含む)はそのまま使えるとされています。
すべての着信を止めると、SMSやモバイルデータも止まりますか?
キャリアの着信規制、おやすみモード、不明な番号のブロックのいずれでも止まりません。SMSやモバイルデータも止まるのは、機内モードやSIMを抜いた場合だけです。
着信を元に戻すにはどうすればいいですか?
使った方法ごとに元の場所で解除します。着信規制なら#35*パスワード#をダイヤルするか画面で「すべての着信」をオフに、おやすみモードならクイック設定からオフに、不明な番号のブロックならスイッチをオフに、機内モードならアイコンをタップしてオフにします。

11. まとめ

まとめ

Androidには「すべての着信を拒否する」という単一のスイッチはなく、紛らわしく重なり合う5つの手段があります。キャリアの着信規制(BAIC)だけが、自分の発信・SMS・モバイルデータを使えたままにしつつ、ネットワーク側で着信を本当に拒否します。おやすみモードはスマホを静かにするだけで、着信自体は届きます。不明な番号のブロックは、発信者番号を隠している着信しか捕まえません。機内モードとSIMを抜く方法は、両方向すべてを止めます。アプリのブロックリストは、自分が登録した番号にだけ効きます。「とにかく止めたいのか、ただ静かにしたいのか」、そして「自分からの発信は必要なのか」で選んでください。

NoDial――その番号への折り返しを止める発信のみを止めます。緊急通報は止めません。Google Play で手に入れよう NoCall|着信拒否・迷惑電話ブロック指定した番号からの着信を、鳴る前に拒否します。Google Play で手に入れよう

参考にした情報源

通信会社やメーカーはメニューや規則を変更することがあります。手順が実機と一致しない場合は、契約している通信会社やメーカーの最新のヘルプページをご確認ください。

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