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Google Pixelの発信規制(通話制限):設定の場所・表示されない理由・パスワード(2026年版)

NoDial編集部 / 2026-10-18

Google Pixelの発信規制(英語では Call barring)は、電話アプリの[設定]→[通話アカウント]→ SIM →[通話制限]にあります。「Pixelでは見つからない」という声が多いのは、使う人のせいではありません。Androidはこの項目を、通信会社(キャリア)が有効にしない限り表示しない作りになっていて、さらに一部のキャリアではモバイルデータがONでないと開けません。この記事では、いまのPixelの電話アプリでの正確な場所、画面の各項目の意味、4桁のパスワード、項目が表示されない・グレーになる理由、「モバイルデータが ON になっている必要があります」という表示の意味、エラー表示、そして発信を止めたいときにPixelで使えるほかの方法をまとめます。

NoDial|発信ブロック・発信規制・国際電話制限を簡単に選んだ番号への発信をブロックGoogle Play で手に入れよう NoCall|着信拒否・迷惑電話ブロック指定した番号からの着信を、鳴る前に拒否します。Google Play で手に入れよう

この記事は英語版をもとにした日本語版です。パスワードの初期値やキャリアの対応状況は海外の通信会社の例を含みます。日本の通信会社(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなど)でお使いの場合は、各社の案内もあわせてご確認ください。

2026年10月時点の情報です。Android 16のGoogle電話アプリ、Androidの公開ソースコード(AOSP)、当編集部のGoogle Pixel 8aでの確認にもとづいています。メニューの表記は電話アプリの更新で変わることがあり、そもそも発信規制が使えるかどうかはキャリアが決めます。

1. 結論

発信規制は、GSMの規格で決められたキャリアのサービスで、「すべての発信」「国際電話の発信」「すべての着信」といった種類ごとに通話を止めます。止めているのはPixel本体ではありません。スイッチを入れると電話アプリがキャリアに依頼を送り、キャリアのネットワークが通話を止めます。そのため、Pixelでの発信規制は、項目が表示されるか、モバイルデータが必要か、パスワードは何か、のすべてがキャリアしだいです。

ポイント

Pixelでの場所:電話アプリ →[☰](サイドバー)→[設定]→[通話アカウント]→ SIM →[通話制限]。項目が無いのは、たいていキャリアが有効にしていないためです。キャリアが決めた4桁のパスワードが必要で、特定の1つの番号だけを止めることはできません。

発信規制そのもの(仕組み・コード・ネットワークでの扱い)を先に知りたい場合は発信規制(Call Barring)とは?意味・設定・コード・パスワードをご覧ください。この記事はPixelに絞った解説です。

2. Pixelの発信規制はどこにあるか

Pixelの発信規制は、本体の[設定]アプリではなく、Googleの電話アプリの中の、SIMごとの設定ページにあります。

  1. 電話アプリを開きます。
  2. 検索バーの左端にある[☰]をタップします。Googleの提携キャリアの手順書では「サイドバー」と呼ばれています。以前の電話アプリでは、右上の[⋮](その他)がこのメニューでした。サイドバーには[連絡先][設定][通話履歴を削除][ヘルプとフィードバック]が並びます。
  3. [設定]→[通話アカウント]をタップします。
  4. 変更したいSIMをタップします。物理SIMとeSIMの両方を使っている場合は、SIMごとにページが分かれていて、発信規制もSIMごとに設定します。
  5. [通話制限](英語表示では Call barring)をタップします。[着信転送][発信番号制限]など、そのSIMの通話設定と同じページにあります。

当編集部の検証用Pixel 8aでは、このページに[通話制限]が表示され、開くにはそのSIMのモバイルデータをONにする必要がありました(理由は6章)。この場所はPixelの機種には左右されません。電話アプリとAndroidが決めているので、Pixel 6でもPixel 10でも、最新の電話アプリなら同じ手順です。

すぐ確認

SIMのページに[通話制限]が無い場合は5章へ。項目はあるのにグレーで押せない場合は、まず機内モードを確認してください。

3. 通話制限の画面にある各項目の意味

PixelはAndroid標準の通話制限の画面を使っています。下の表の項目名は、Androidのソースコードにある日本語表記です。電話アプリによって少し違う言い回しになることはありますが、並び順と意味は同じです。それぞれの項目には規格で決まったコードがあり、電話アプリはこのコードをキャリアに送っています。

画面の項目止めるものコード
すべての発信自分からかける電話すべて(緊急通報を除く)33
国際電話の発信海外の番号への発信331
国際ローミングの発信名前とは違い、自国あて以外の国際電話の発信。海外では、滞在している国の中への発信と自国への発信は通る332
すべての着信自分の番号にかかってくる電話すべて35
国際ローミングの着信海外でローミング中の着信351
すべて無効にするすべての規制を一度にOFFにする330
パスワードを変更4桁の発信規制パスワードを変える03(330と組み合わせ)

このうち2つは、キャリアが非表示にできます。Androidには[パスワードを変更]と[すべて無効にする]をそれぞれ表示するかどうかのキャリア設定があります。画面に5つの規制のスイッチしか無い場合は、キャリアがこの2つを切っているので、パスワードの変更はキャリアに依頼します。

Pixelの発信規制は、初期設定では音声通話が対象です。Androidのキャリア設定で、規制の対象の初期値が音声になっているためです。[すべての発信]をONにすると音声通話が止まりますが、WhatsAppやMeetなど、キャリアの通話サービスを通らないアプリの通話を止めるものではありません。

コードはダイヤル画面からも入力できます。*33*パスワード# ですべての発信を規制、#33*パスワード# で解除、*#33# で状態の確認です。端末から入力したコードを受け付けるかどうかはキャリアによります。全一覧と組み立て方は発信規制のコード一覧にまとめています。

4. ON・OFFの手順とパスワード

規制をONにする手順:

  1. [通話制限]のページ(2章)を開き、「設定を読み取り中...」が終わるのを待ちます。電話アプリは、スイッチを表示する前にキャリアへ現在の状態を問い合わせています。
  2. 項目をタップします。例:[すべての発信]。
  3. 求められたら発信規制のパスワードを入力します。4桁の数字でなければならず、それ以外を入れると「4 桁の数字のパスワードを入力」と表示されます。
  4. 確認に答えます。たとえば「すべての発信をブロックしますか?」と聞かれるので[OK]を押すと、キャリアが処理するあいだ「設定を更新中...」と表示されます。

OFFにするときは、同じ項目をもう一度タップして同じパスワードを入力します。[すべて無効にする]が表示されていれば、それでも構いません。完了すると「通話制限が無効になりました」と表示されます。

パスワードはキャリアのもので、Googleのものではない

発信規制のパスワードは、キャリアのネットワーク側が持っている4桁の番号で、1回線に1つ、すべての種類の規制に共通です。画面ロックの暗証番号でも、SIMのPINでも、Googleアカウントのパスワードでもなく、Googleが決めた初期値もありません。初期値を公開しているキャリアもあります。英Vodafoneの機種別ガイドでは1919、インドのViでは「通常は0000」、豪Vodafoneでは0000または1234です。分からない場合は、当てずっぽうに入れずにキャリアに確認してください。

2回まちがえたら止める

GSMの規格では、3回を超えて続けてパスワードをまちがえると、キャリアが解除するまでパスワードに関わる操作をネットワークが受け付けなくなってもよいことになっています。2回続けて違ったら、キャリアに問い合わせてください。

パスワードを変えるには、[通話制限]のページの[パスワードを変更](古いパスワード → 新しいパスワード → 確認)を使うか、**03*330*古い番号*新しい番号*新しい番号# を入力します。キャリアが変更を断った場合は、古いパスワードがそのまま使われます。

5. 「通話制限」が表示されない・グレーになる理由

Pixelの発信規制でいちばん多い悩みですが、原因はたいていPixel本体にはありません。

項目が無くても、3章のコードなら通ることがあります。メニューとコードは、キャリアへの別々の経路だからです。ただし、キャリアが発信規制にまったく対応していなければコードも失敗し、たいてい「接続に問題があるか、MMIコードが正しくありません。」と表示されます。

6. 「モバイルデータが ON になっている必要があります」と出る理由

キャリアが通話設定の変更に、そのSIMのモバイルデータを必要とする場合に、この警告が表示されます。キャリアによっては通話設定の変更をデータ通信でキャリアのサーバーに送っており、そのときにモバイルデータのONを求めるかどうかは、Androidのキャリア設定でキャリアごとに決まります。必要な通信条件はキャリアの設定によって異なり、VoLTE(4G・5Gでの通話)に対応しているだけで必ず表示されるわけではありません。必要とされる場合、Pixelは[通話制限]のページを開かせず、次のように表示します。

この警告が表示される場合は、画面の案内に従って対象SIMのモバイルデータをON(求められたらデータローミングもON)にしてから[通話制限]を開いて変更し、必要ならデータをOFFに戻してください。この警告が出ているあいだは、Wi-Fiにつながっていても代わりになりません。求められているのはそのSIMのモバイルデータです。当編集部のPixel 8aでも、そのSIMのモバイルデータをONにするまで[通話制限]のページは開けませんでした。

海外でデータローミングをONにすると、料金プランによっては費用がかかります。先にキャリアのローミング料金を確認するか、出発前に変更を済ませてください。

7. Pixelのエラー表示とその意味

以下は、Pixelの電話アプリが使っているAndroid標準の通話設定のメッセージです。エラーの画面のタイトルは「通話設定エラー」です。

表示たいていの意味対処
ネットワークまたはSIMカードのエラーです。キャリアが依頼を断ったか、処理に失敗した。回線で発信規制が使えるようになっていないことが多い電波とモバイルデータを確認し、契約で発信規制が使えるかキャリアに確認する
ネットワークから予期しない応答が返されました。キャリアから想定外の応答が返ってきた時間をおいて再試行し、続く場合はキャリアに確認する
電話アプリの発信番号制限設定がONになっているため…発信番号制限(FDN)がONで、依頼が止められている発信番号制限をOFFにして(8章)規制を変更し、そのあとONに戻す
これらの設定を表示するには無線通信をONにしてください。機内モードなどでSIMの通信が止まっている機内モードをOFFにする
パスワードが正しくありません。発信規制のパスワードがちがう2回まちがえたら止めて、キャリアに確認する
接続に問題があるか、MMIコードが正しくありません。ダイヤル画面で入力したコードが通らなかった。入力ミス、キャリアの非対応、通信の失敗などコードを確認し、メニューから試すか、キャリアに確認する

表示ごとの原因と対処は発信規制が使えないときのエラー表示と直し方で詳しく解説しています。何も設定していないのに電話がかけられない場合はAndroidで電話がかけられないときをご覧ください。

8. Pixelで発信を止めるほかの方法

発信規制は種類ごとに止める仕組みです。目的に合わない場合に、Pixelで使えるほかの方法を挙げます。

ブロックした番号:止まるのは着信だけ

電話アプリ →[☰]→[設定]→[ブロック中の電話番号]が、Pixelに入っているブロックリストです。Googleの電話アプリのヘルプでは、ブロックした番号からの電話を自動で拒否する機能と説明されていて、Androidのブロックリストもその番号からの電話とメッセージを破棄するものです。自分からかける電話には何もしません。ブロックした番号にも発信できます。着信の止め方はAndroidで特定の番号をブロックする方法にまとめています。

発信番号制限(FDN):許可した番号だけ

電話アプリ →[☰]→[設定]→[通話アカウント]→ SIM →[発信番号制限]。ONにすると、そのSIMからは発信番号制限のリストに入れた番号と緊急通報にしかかけられなくなります。着信には影響しません。キャリアが決めたSIMのPIN2が必要で(たとえば英EEの初期値は0000)、PIN2をまちがえ続けるとSIMがロックされることがあります。詳しくはAndroidの発信番号制限(FDN)をご覧ください。

ファミリーリンク:子どものPixelなら

子どもが使うPixelなら、Googleのファミリーリンクで電話をかけられる相手を限れます。ファミリーリンクで子どものアカウントを選び、[管理]→[連絡先、通話、テキスト メッセージの設定]→[電話と SMS を許可]から、「一般公開」「保護者が追加した連絡先と限定的なグループ」「保護者が追加した連絡先のみ」のどれかを選びます。Googleによると、Android 14以降のスマートフォンで、保護者が管理している子どものGoogleアカウントが対象です。Googleの電話アプリとメッセージアプリに効き(電話は通常の通話のみ)、WhatsAppなどほかのアプリは対象外で、緊急通報は止まりません。

NoDial:選んだ番号への発信だけを止める

Pixelに入っている機能では、ほかの電話はそのままに、特定の1つの番号への発信だけを止めることはできません。NoDialはそのためのアプリです。かけないと決めた番号を登録すると、番号ごとに「いつでも」「決めた曜日・時間帯」「決めた回数を超えたら」のいずれかで発信を止めます。端末の中で動くので、キャリアの対応状況に関係なく使え、発信規制のパスワードもいりません。緊急通報の番号は登録できません。考え方はAndroidで発信をブロックする方法で解説しています。

9. 方法の比較

発信規制発信番号制限ファミリーリンクNoDial
止めるもの種類ごと(すべての発信、国際電話など)リスト外のすべて許可リストにない相手への通話選んだ番号への発信
特定の1番号だけできないできない(許可リスト方式)できない(許可リスト方式)できる
必要なものキャリアの対応、4桁のパスワードキャリアのPIN2保護者が管理する子どものアカウント、Android 14以降アプリ
時間帯・回数の設定できないできないできないできる
緊急通報かけられるかけられるかけられるかけられる

10. よくある質問

Google Pixelの発信規制はどこにありますか?
電話アプリで[☰](サイドバー)→[設定]→[通話アカウント]→ SIM →[通話制限]です。以前の電話アプリでは、[☰]の代わりに右上の[⋮]がメニューでした。
Pixelに発信規制(通話制限)の項目が無いのはなぜですか?
Androidは、キャリアが有効にしない限り[通話制限]を表示しない作りで、有効にしていないキャリアも多くあります。機内モード中もグレーになります。正しいSIMのページを開いているか確かめたうえで、回線で発信規制が使えるかキャリアに確認してください。
Pixelの発信規制のパスワードは何ですか?
Googleではなくキャリアが決めた4桁のパスワードです。公開されている初期値には1919(英Vodafone)や0000(インドのVi)があります。3回を超えて続けてまちがえるとネットワークが受け付けなくなることがあるので、当てずっぽうに入れずにキャリアに確認してください。
発信規制を使うのにモバイルデータをONにするよう表示されるのはなぜですか?
キャリアが通話設定の変更に、そのSIMのモバイルデータを必要としているためです。すべてのキャリアで必要なわけではありません。表示された場合は、そのSIMのモバイルデータ(求められたらデータローミングも)をONにして変更し、必要ならあとでOFFに戻してください。
Pixelで発信をブロックするには?
すべての発信を止めるなら[通話制限]→[すべての発信](キャリアが対応している場合)。決めた番号にだけかけられるようにするなら発信番号制限。子どものPixelならファミリーリンクの[電話と SMS を許可]。特定の番号への発信だけを止めるなら、NoDialのようなアプリを使います。
Pixelでブロックした番号には電話をかけられなくなりますか?
いいえ。[ブロック中の電話番号]は、その番号からの着信とメッセージを拒否するものです。自分からはかけられます。
*33* のコードはPixelで使えますか?
PixelのAndroidは標準の規制コード(*33*パスワード#、#33*パスワード#、*#33#)を認識してキャリアに送ります。実際に通るかどうかは、キャリアが受け付けるかしだいです。

11. まとめ

まとめ

Pixelの発信規制は、電話アプリの[設定]→[通話アカウント]→ SIM →[通話制限]にあります。表示されるか、モバイルデータが必要か、4桁のパスワードは何かは、キャリアが決めます。止められるのは種類ごとで、特定の1番号だけを止めることはできません。

NoDial — 選んだ番号への発信だけを止めるどのキャリアでも使え、発信規制のパスワードもいりません。Google Play で手に入れよう NoCall|着信拒否・迷惑電話ブロック指定した番号からの着信を、鳴る前に拒否します。Google Play で手に入れよう

Sources

キャリアのサービス内容やGoogleの電話アプリは変わることがあります。手順が画面と合わない場合は、キャリアのヘルプもご確認ください。

NoDial|発信ブロック・発信規制・国際電話制限を簡単に選んだ番号への発信をブロックGoogle Play で手に入れよう